【旅のTIPS】海外男一人旅におすすめの行き先 9選

旅のTIPS


一人旅の醍醐味は、その自由さにあります。誰にも邪魔されることなく、好きな時に好きな場所へ行き、好きな事をし、好きなものを食べられる。特に海外の未知の国への一人旅は、まだ知らぬ世界への好奇心とともに冒険心も掻き立てられ、究極の自由を感じることが可能です。入念に考え込まれたプランの旅でも、成り行きまかせ行き当たりばったりの旅でも、両者には両者なりのそれぞれの良さがあります。いずれにせよ、与えられている自由の中で、一人で考え行動し、トラブルを乗り越える経験をすることに意義があります。

そして、その経験を通じて人間としても成長することができるのが、一人旅の報酬であり最大の魅力だと思います。体力的にタフな男性であれば、海外一人旅への敷居は、それほど高いものではないはずです。海外への男一人旅は一種の男磨きでもあるのです。


海外男一人旅におすすめの国を以下に紹介したいと思います。

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台湾


日本から最も手軽に訪れることが出来る国の一つが台湾です。


最大の都市である台北をはじめ、千と千尋の神隠しの世界のモデルとなった九份や東洋一美しいと言われる夕日を見られる淡水などの見どころがある北部、高い山々が聳え、豊かな自然が作り出した景勝が多くある東部、第二の都市・高雄や最南端のリゾート地・墾丁を有する南部など、各地に観光名所は尽きません。


国土は日本の九州とほぼ同じぐらいの面積であり、高速鉄道や長距離バスなどの交通網も充実しているので、移動に不自由することもありません。


また、グルメも抜群に良く、小籠包ルーロー飯に代表される伝統の台湾料理を楽しめる屋台街がどこの街にもあります。美味しい料理が格安で食べれるのも大きな魅力の一つです。


アクセスは、沖縄の与那国島の目と鼻の先に位置するため、東京からでも3〜4時間のフライトで訪れることが可能です。その気になれば、週末休みを利用して旅することもできてしまいます。


人々は穏やかで優しく、親日国ということもあり、旅先では好意的に接してもらえることが多いです。旅行客として不快な目に遭う心配も少ないので、一人でもとても旅しやすい国だと感じます。

タイ


東南アジアの代表格の旅先と言えるのがタイです。首都の大都市バンコクをはじめ、北部には古都チェンマイ、南部にはプーケット島サムイ島などのリゾートアイランドがあり、アンコールワットがあるカンボジアや成長著しいマレーシアなどへも陸続きで移動できます。


バンコクには高層ビルやショッピングセンターの開発が進む一方で、仏教寺院や昔ながらのマーケットも変わらない活気を維持しており、何度訪れても飽きないエネルギーに満ち溢れた都市です。チェンマイは古都の雰囲気が残る地方都市で、その街並みやマーケットを歩いて古き良きタイの旅情を感じることができます。南部には、プーケットやサムイに代表されるリゾートアイランドが点在しており、バカンスには持ってこいです。海はとても綺麗で、南国ムード満点の絵に描いたような楽園が広がっています。


豊富なタイ料理を味わえるのも大きな魅力です。トムヤンクン・グリーンカレー・パッタイ・ガパオ・カオマンガイなど、特有の香辛料を使ったバリエーション溢れる料理を食べ歩くのは、辛い物好きな人にとっては至福でしょう。


そして、最大の魅力は人だと思います。これまで何度か旅行で訪れた事がありますが、嫌なタイ人には未だ会ったことがありません。一見シャイ気味で静かですが、親切で優しく、穏やかでのんびりしている人がほとんどで、客商売に擦れていたり、裏があると言った印象を感じることはほぼ無かったです。個人的にはタイ人の優しさは世界一だと思っています。一人旅で現地の人と交流してみるのもおすすめです。

バリ / インドネシア


インドネシアの最大のリゾートアイランドがバリ島です。クタビーチをはじめとして各地でいい波が立つため、サーフィンのメッカとして有名ですが、ジャングルに囲まれた内陸部の街・ウブドなどもいい意味で東南アジアらしさが全体に溢れており、とてもいい雰囲気で、長く滞在したくなる場所です。東洋版モンサンミシェルとも言われるタナロット寺院も必見です。一人旅で訪れた際は、小回りのきくレンタルバイクで島を回ってみるのもおすすめです。


日本からの距離は若干遠いですが、他にはない魅力を持った島なので、一度は訪れる価値のある場所だと思います。

シンガポール


シンガポールはマレー半島の最先端に位置する東南アジア最大の経済都市国家ですが、面積は東京23区よりわずかに大きい程度と国土は非常に狭いです。それでも、華僑やマレー人をはじめとする他民族が共生しており、街並みを見ても文化の多様性を強く感じることができる面白い国です。


シンボルであるマーライオンマリーナベイサンズが見られるウォーターフロントは高層ビルが林立しており、付近にあるおしゃれなショッピングモールや運河沿いのレストランを訪ね歩くのも楽しみ方の一つです。マリーナベイサンズとセントーサ島では、公認カジノが設置されているので、運試しに興ずるのもありです。


グルメは、ラクサなどの定番料理以外にも、中華・マレー・インド料理などバラエティに富んだメニューを食べることができます。特におすすめなのがフードコートです。地元向けの食堂街のみならず、ショッピングモール内のフードコートにも多数の飲食店が出店しており、価格もとてもリーズナブルで、安くお腹いっぱい食べられます。


小さな国なので管理が行き届いており、治安・公共交通機関・都市インフラは日本並みに素晴らしいです。沢山の見どころをコンパクトに回ることが可能なので、気軽に一人旅するのにも適している国です。

モロッコ


アフリカの北西の端に位置するモロッコは、有名なサハラ砂漠を有する国です。


サハラ砂漠は最大の見どころでもあり、訪れるにはマラケシュからのツアー参加が便利で、ラクダに乗って砂丘を歩いたり、カサバと呼ばれる砂でできた城砦を訪れることができます。そして、サハラ砂漠の星空は、今まで訪れたどこよりも綺麗で、一生に一度は見ておく価値のあるものだと思います。砂漠の道・カスバ街道も道中は絶景の連続なので、おすすめです。

また、フェズなどの都市では、迷路のように入り組んだバザール迷い歩いてみたり、タジンに代表されるモロッコ料理に舌鼓を打つ楽しみがあります。個人的には、大西洋に面したエッサウィラという港町がおすすめです。地方都市ですが、歴史ある造りの市街地や港町は旅の情緒に溢れたもので、僕の中ではマラケシュのフナ広場と同じくらいその情景が強烈に記憶に残っています。もちろん美味しい海鮮料理も楽しめます。


ジブラルタル海峡を挟んだ北側には、すぐイベリア半島があり、フェリーで簡単に渡ることが出来るので、スペインやポルトガルと一緒に回ってみるのも旅のプランとして有意義かもしれません。


アフリカということもあり、日本とはいろいろ勝手が変わって、客引きの強さや汚さなどを目の当たりにすることもように、旅しやすい国とは言えないかもしれませんが、一人旅の大冒険として意を決して旅してみれば、素晴らしい経験と思い出がその報酬として返ってくることは間違いないと思います。

イスラエル


パレスチナ問題などで物騒な話が絶えないイスラエルですが、三代宗教の聖地であるエルサレムや、同じく歴史的な地域のベツレヘム、首都テルアビブや第二の都市ハイファなど、世界に唯一無二の見どころを数多く有しています。日本には馴染みが薄い国ですが、近々東京を結ぶ直行便の就航も開始される予定で、今後要注目の国です。


物価はそれなりに高く、料理も日本人の舌に合う類では無い印象もありますが、治安に関しては、観光地のみを回る限りではイメージほど悪くは無い印象です。そして、エキゾチックな顔立ちの美男美女がとても多いので、眼福です。全体的に一人旅で観て回るのに飽きない国だと思います。

ノルウェー


北欧国家の一角のノルウェーは、世界で最先端を行く福祉国家で、幸福度ランキングでも上位に名を連ねる国です。物価は日本と比べても高いと感じますが、街並みやインフラ、自然など全てが文句なく美しいです。


最大の見どころは、フィヨルドが織りなす壮大な景観です。北西の沿海側にかけてフィヨルドが幾重にも広がっていますが、実際に訪れたときは想像を超えた絶景で、スケール感が麻痺するほどでした。言葉では表現できませんが、死ぬまでにもう一度拝んでおきたいと思うぐらい素晴らしかったです。


また同時に、その自然は生活には険しく厳しい環境となっていましたが、そこに住む人々はバイキングの時代から、知恵を絞って強く生活を続け、国土にインフラを切り開いてきました。そんなノルウェー人の逞しさには心を打たれ、尊敬すら抱くほどでした。石油という資源があるにせよ、わずか500万人程度の人口を構成する、朴訥で優しい人々が、これだけの国力を維持する底力を秘めていることに驚嘆する思いでした。


その他、首都のオスロをはじめ、オーロラを観られる北部の町トロムソや、世界の果てと称され世界種子貯蔵庫があるスバールバル諸島などの見どころがあります。訪れる機会はなかなか無いかもしれませんが、お金と時間が許す限りじっくりと観て回りたい国です。

キューバ


カリブ海に浮かぶ島国キューバは、社会主義革命の英雄チェ・ゲバラやノーベル賞作家アーネスト・ヘミングウェイにゆかりが深い国です。今でも残る数少ない社会主義国家の一つで、決して豊かな国ではありませんが、ラテンの気質溢れる陽気な人々に囲まれ、きっと楽しい滞在ができると思います。


首都ハバナに滞在した印象では、昔に建てられた西欧建築の老朽化がひどく、道も汚水が垂れ流され気味で、衛生面で気になる点が多かったですが、水道や電気など最低限のインフラは不自由ない印象でした。
街を走る公共バスなどもボロボロでしたが、よく見かけるカラフルなクラシック・カーはピカピカでとてもいかした感じでした。タクシーとして利用できるので、記念に乗ってみるのもおすすめです。


野球も盛んで、プロリーグの試合もよく開催されるようなので、気になったら街の人に聞いてみると情報が手に入るかもしれません。(僕もたまたま試合の情報が耳に入り、スタジアムに観戦に行ってきました。)


滞在で一つ気をつけなければならないのが、お金の管理です。国民通貨と観光客用の通貨の2種類が流通しており、観光客通貨は大体割高なので、国民通貨の方を極力使用することが節約のコツです。

ペルー・ボリビア


ペルー・ボリビアは日本のほぼ反対側にある南米の国々で、普段のカレンダー休みでは中々訪れることが難しいですが、マチュピチュのインカ帝国の遺跡やウユニ塩湖など、一生に一度は行ってみたい秘境が数多くあります。

ペルーといえば、天空の都市・マチュピチュや世界七不思議の一つ・ナスカの地上絵が最大の見どころでしょう。急峻な山の上に築かれた都市マチュピチュは、天候によっては雲の上に浮かんでいるかの景観を醸し出し、その絶景は天空の都市ラピュタを想起させます。インカ帝国時代に太陽の都市として繁栄しましたが、スペインの侵略により滅亡してしまった悲劇の歴史の痕跡でもあります。付近のワイナピチュやマチュピチュ山のてっぺんが俯瞰するベストスポットです。

車のみでのアクセスが不可のため、クスコから電車か、バス+徒歩で移動するのが主流です。後者の場合は、拠点となる村から10㌔の地点でバスがストップするので、そこから村を結ぶ列車の線路沿いを歩くことになりますが、その様子はスティーブン・キング原作の名作映画・スタンドバイミーの世界で、一種感慨深い気分に浸ることができます。

また、マチュピチュの遺跡のふもとにある、アグアスカリエンテスという村も、日本の温泉街のような雰囲気で面白いです。

これらの他にペルーでおすすめなのが、レインボーマウンテンです。隆起して山となった地質断層がカラフルで、まるで虹のようであることが名前の由来の様です。標高が高いので高山病に注意ですが、マチュピチュと一緒にクスコを拠点に訪れてみるのもいいでしょう。


ボリビアは何と言ってもウユニ塩湖です。雨季に訪れることができれば、一面の鏡張りの絶景を見ることができます。また、二泊三日でウユニ塩湖からアンデス山脈の見どころであるラグーン(ラグナ・コロラダなど)等を巡るツアーもとても面白かったのでおすすめです。ツアー終了後は、チリのアタカマに抜けるか、ウユニ方面に戻るかの選択が可能です。(ツアー会社に要確認)


治安は基本的に南米なので、スリや強盗に注意が必要です。インディオの人々は見た目は素朴で温厚そうな印象ですが、意外と血の気が濃いのかもしれません。くれぐれも夜の一人歩き等は避けた方が賢明です。また、ペルー・ボリビア間の国境越えでも、国境係員に賄賂を請求されるトラブルなども起きるようなので、ルートは要検討です。

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