チャイといえば、インドやネパールで親しまれている伝統的な国民的飲料で、スパイスとミルクが混じった濃厚な甘さが特徴的な飲み物です。
最近では、日本でもインド料理屋やカフェなどでメニューにあるのをよく目にするようになりました。
紅茶の香りに、スパイスの爽やかさとミルクのまろやかな甘さが加わり、一度ハマるとクセになる味わいです。
チャイ好きが高じて、ネットでさまざまなレシピを読み漁り、自作を重ねて、飲みやすくバランスの良い本格チャイの作り方を探ってきました。
この記事では、家で簡単に作れる本格濃厚チャイの作り方をお伝えしたいと思います。
材料選びの4つのポイント
まずは、材料選びで押さえておきたい4つのポイントを紹介します。
茶葉
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アッサムかセイロンがベストです。
これらは、ダージリンやアールグレイよりも甘み・コクが深く香りも豊かで、スパイスやミルクとの相性がよいとされます。
タイプは、細かな粒状に加工されたCTC製法のものが推奨されます。通常のリーフタイプよりも効率的に紅茶の成分を抽出できます。
CRUSH(つぶす)、TEAR(引き裂く)、CURL(丸める)という工程の製法で細かい粒状の茶葉を精製する。CTC製法の茶葉は成分が抽出しやすいのが最大の特徴。
インド純正・良質な茶葉としてはMittal Teaがおすすめです。Amazonなどで簡単に購入できます。
スパイス
ベースとなるスパイスは、シナモン・カルダモン・クローブの3つです。
ホールの状態のものを砕いたりミルで挽いたりすると、深い香りが出てきます。
シナモン
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シナモン選びは重要
シナモンは、インド・スリランカが産地の「セイロンシナモン」と中国・インドネシアが産地の「カシア」に大別されます。
どちらを使ってもしっかりとシナモンの香りが出るのでOKです。
本場の味を求めるのであれば、セイロンシナモンの方がより近いです。
カルダモン
ショウガ科の多年草で、実の中には黒い種子が入っています。
清涼感とスパイシーさが特徴的です。
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クローブ
クローブは熱帯・亜熱帯地方の常緑樹で、つぼみが開花する直前に摘み取り、乾燥させたものをスパイスとして利用します。
バニラに似た甘く濃厚な香りかつ刺激ある風味が特徴的です。
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- ジンジャー
- ブラックペッパー
牛乳・ミルク
なるべく濃いミルクを使用した方が、チャイのコク深さは強まります。
低脂肪乳を使用すると、やや薄く物足りない感じが出てしまうことがあるのであまり推奨しません。
なお、アレンジのアイデアとして、豆乳を用いても相性は悪くないです。
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砂糖
白砂糖・三温糖に精製される前の、
- てんさい糖
- 黒糖
- きび砂糖
を使用します。
これらはサトウキビの絞り汁を煮詰めて作られます。
白砂糖・三温糖とは異なり、完全には精製されていない砂糖なので、味にコクがあり香りが強く、チャイの濃厚さを引き立てます。
作り方
次に、分量と作り方を紹介します。
このレシピでは、ミッタルティーの茶葉を使用して作りました。
メインの材料(1L分)
- 紅茶(アッサム、またはセイロン)… 大さじ2
- セイロンシナモン(スティック)…1本 *カシアでも可
- カルダモン(ホール)…5個
- クローブ(ホール)…5個
- 水…500㎖
- 牛乳…500㎖
- 砂糖…大さじ6〜7
より濃厚さを出したいのであれば、水と茶葉の量・割合を増やして、ミルクをより濃いものにするのが一案です。
作り方
・スパイスを砕く
シナモンを4つに折る。
カルダモン・クローブはすり潰すかミルで挽く。
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・お湯を沸かし、スパイスを煮出す
沸騰したらスパイスを入れ、中火で煮出します。
しばらくすると色と香りが出てきます。
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・火を止め、茶葉を入れる
十分にスパイスを煮出したら、火を止めて茶葉をいれて2〜3分放置し、紅茶エキスが滲み出るのを待ちます。
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・砂糖とミルクを加え、再加熱
砂糖とミルクを鍋に加え、弱火〜中火で再度ゆっくりと温め、沸騰する前に火を止めます。
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強火で一気に加熱すると風味が逃げる可能性があります。
・茶漉しで漉し、ポットに移します
コップに注いで完成です。
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おすすめのポット
使いやすいポットとしておすすめなのが、
IKEAの
です。
0.6Lと1.5Lの容量のラインナップがあります。
一気に作って、冷蔵庫で冷やしてアイスチャイにする時などに特に便利です。
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おわりに
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チャイとは一言で言っても、茶葉やスパイスなどの材料の種類、配分などで、
バリエーションは無限に広がります。
お店で飲むチャイも、それぞれ個性があり、理想のチャイを求めてお店巡りをするのも楽しいです。
いつか、自分で究極の一杯を完成させられるよう、これからも研究していきたいと思います。