レンタバイクで巡るプーケット島 / Phuket (Thailand)

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プーケットの観光

プーケットといえばビーチリゾートというイメージが強い。最も有名なパトンビーチを始め、島の至る所に綺麗なビーチが沢山ある。それ以外にも、仏教寺院やプーケットタウンのコロニアルな街並みなどの見所もあるようだ。プーケットはあまり公共交通機関が発達しておらず、バスの便もよいとはいえない。また、タクシーをチャーターすると高くつく。観光に便利なのはスマートバスレンタバイクのどちらかだ。

自分はレンタバイクを宿で借りることにしたが、料金は1日でTHB250だった。プラスガソリン代がリッターTHB30〜といったところ。もちろんしっかりと国際運転免許&日本の免許証を携帯+保険加入することを忘れずに。

観光ルート

以下の順で回ることにした。

Wat Chalong → Big Budda → Rawai Beach → Promthep Cape → Kata beach → Patong beach


宿で同室になったトルコ人の大学生も同行したいといってきたので、一緒に回ることにした。
貸し出してもらったバイクは125cc。大学生時代に50ccの原付を乗り回していたが、パワーも乗り心地も全然違う。

出発し、プーケットタウンの街中を走り抜ける。照りつける陽射しが肌を熱くするが、風がそれを中和し快適な走りだ。街中は交通量が多く、原付やらトゥクトゥクやらトラックやらでごちゃごちゃしており、気が抜けないが、原付の群れの中に紛れ込んでしまえば問題ない。


同行したいと言ってきたジェイコブは、トルコからマレーシアに交換留学できてる大学生で、今回はマレーシアから遊びに来ているとのこと。バイクに乗って走り始めてしばらくすると、おもむろに自撮り棒を取り出し、スマホカメラに向かってトルコ語で何かを話し始めた。あとで聞いてみたところ、youtubeに乗っけるための動画を実況しながら撮っていたとのこと。いわゆるyoutuberだ。その後も機を見ては動画撮影を試みていた。

順調に走り、最初の目的地のワット・シャロンに到着した。

シャロン寺院 / Wat Chalong


シャロン寺院は、プーケットで最も有名な寺院の一つ。建立時期は明確な記録はないようだが、ダライ・ラマ二世の治世の1800年代初頭との説があるようだ。建物には精緻な装飾が施されており、内部には黄金色に輝く無数の仏像が佇んでいた。規模はバンコクやアユタヤにあるものと比べると小さなものだが、寺院に興味があるのであれば訪れるのも悪くはないと思う。


寺院を出発した後、ジェイコブが自撮り棒を無くしたと言ってきたので引き返して探してみることに。しばらく探してみるが、なかなか見つからない。諦めかけたそのころ、一か八か駐車場近くに座っていた人に聞いてみると、近くにあるバイクの荷台に乗っているではないか。恐らくヘルメットをかぶるときに側にあったバイクの荷台にちょっと置いて、そのままとり忘れた感じだろう。見つかって良かった。

次は街道を逸れ、長い坂道を駆け上ってプーケットを見晴らす小高い丘の上に向かった。丘の上にそびえる巨大な大仏を見るためだ。

ビッグブッダ / The Big Budda


プーケットを見渡す丘の上に造られた、その名の通り巨大な仏像。日本人の家族も犠牲になった大津波の犠牲者を追悼する意を込めて建立されたとの事。プーケットタウンやパトンビーチから20分ほどでアクセス可能。4021号線から脇道を登っていく形となるが、サインが若干分かりにくいので、自力で行く場合は道に迷わないように。


高さ45m、幅25mのビッグブッダは近くで見ると迫力があった。また、展望台となっている台座周囲からはプーケットタウンやカタビーチが一望できた。絶景スポットとしておすすめ。


丘を下り、次の目的地のラワイビーチを目指して道路を走っていると、ジェイコブが慌てた様子でバイクを停めて周囲を探し出した。どうやらメモリーカードを落としたらしい。 結構物をなくすタイプのようだ。

走ってきた道路を何往復かして探すも、さすがに小さすぎて見つからない。今回はどうしようもなく、残念だが諦めるしかなかった。

ラワイビーチ / Rawai beach


島の南部にあるビーチ。海に突き出した桟橋からは、綺麗な海と周囲にある小島の美しい風景を見る事ができる。泊まった宿のスタッフによると、サーフスポットとしてもいいらしい。

このあたりに来ると車の数も減り、自分のペースで走れるようになった。景色もよく、快適な走行ができた。

プロンテープ岬 / Promthep Cape


プーケット島の最南端にあるこの岬からは、遥かに広がるアンダマン海を見る事が出来る。展望台までは駐車場から歩いて直ぐ行くことができ、また岬の突端までも歩いていけるが、こちらは少々距離がある。歩いて10分ほどだろうか。


おすすめの時間帯は夕方だ。水平線に沈んでいく美しい夕陽が眺められる格好のスポットのため、地元観光客もこの時間に多く訪れるようだ。

プーケット島の南端を回り、西側へ回る。こちらはプーケット島のメジャーな観光地やビーチが並んでいる。

カタビーチ / Kata beach


パトンビーチやカロンビーチよりもさらに南にあるビーチがカタビーチ。上の2つに比べるとこじんまりとしたビーチだが、水はとても綺麗。また、波はそこまで大きくはならないが、サーフィンが出来るビーチとして人気だ。南側の岩場手前あたりがサーフポイントで、ボードのレンタルショップも海の真ん前に何店舗かある。

パトンビーチ / Patong beach


プーケットの一大歓楽街があるパトンビーチ。ビーチはカロンビーチやカタビーチに比べ濁っているが、それでも十分綺麗な海だ。ビーチに面して、飲食店や土産物屋、リゾートホテルなどがたくさん立ち並んでいる。街中には大きなショッピングセンターもある。

ラワイビーチ 〜 パトンビーチまでを走り抜け、プーケットタウンへ戻る。日焼けで腕や首が真っ赤だ。宿に戻り、シャワーを浴びて汗と泥を洗い落とした。

ジェイコブも真っ赤になっていた。

少し宿で休憩し、夕食を食べにプーケットタウンへ繰り出すことにした。

プーケット・オールドタウン

1800年代に錫で栄えた当時の、中国やポルトガルの影響を受けたコロニアル調の古い街並みが残っている地区が、プーケットのオールドタウンと呼ばれている。その一角は、夜になるとカラフルにライトアップされ、とてもお洒落な雰囲気になる。この日は夜市が開かれており、通りにはたくさんの屋台が並びホコ天として開放されていた。バーではどこも音楽が生演奏されており、それが雰囲気を益々ロマンティックなものにしていた。


夕食は、ネットで調べてヒットした、オールドタウンから10分ほど歩いたところにあるローカルにも人気のUPTOWNというタイ料理のお店で取ることにした。

豊富にあるメニューの中で、おすすめとされているトムヤムヌードルカオクルカピ(エビのペーストを混ぜ込んだご飯)を食べることにした。トムヤムヌードルはかなりスパイスが効いていて辛いが、たっぷりと溶け込んだアーモンドの甘さも同時に効いてきて、クセになる味わい。カオクルカピは、皿真ん中にご飯が盛られ、周りを小エビの唐揚げやサラダなどのおかずが彩っていて、どれも美味しかった。値段は、トムヤムヌードルが60バーツ、カオクルカピが70バーツとリーズナブル。

おわりに

リゾートアイランドであるプーケット島は、エリアごとに様々な見どころがあり、飽きることなく観光できる島だった。


レンタバイクはやはり小回りが利くので、自分のペースで観光するのにはとても便利だった。ただ、中心街では道が入り組んでいる上、交通量もどこもそれなりに多く、原付や乗用車やトラックが無秩序に走っていた印象を受けたので、迷子になったり交通事故にあったりするリスクもそれなりに大きいように感じる。レンタバイクに乗る際には、そのようなリスクを十分に認知し、海外運転免許や保険についても万全にしておくことが必須だ。

島内の主要観光地をつなぐスマートバスもサービスを開始しているので、そちらの利用もおすすめだ。

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