【世界一周】旅のプラニング

海外旅行
スポンサーリンク

世界一周のきっかけとプラニング


2017年の9月から約3ヶ月間、世界一周を行った。もともと海外旅行が好きで、大学生時代から休みを利用して1〜2週間程度の期間海外旅行に行くことはよくあった。一方で、体育会系の部活動に所属していたため、長期旅行に出られるほどのまとまった休みは取ることが難しかった。

そのような経緯で、学生時代の時から温めていた計画だったが、転職の際のすきま期間として6ヶ月の空き時間が確保できたため、初めの半分を語学留学、残りの半分を長期旅行に充てることにした。6ヶ月もの長期の期間を確保できたのは、転職先が国家試験を受験する類のもので、合格発表から勤務開始までの期間が長かったためだ。

転職先での勤務開始に合わせて、世界一周のために設定した期間は77日間。見たいものをリストアップして検討してみた結果、あまりゆとりのある日程ではないことが分かった。自由気ままにフリーに動ける旅が理想だったが、ある程度しっかりしたプラニングが無いと非効率な旅になってしまうと感じたので、訪問国とおおまかな日数を計算して、距離の長い移動は予め航空券を購入する事にした。そのアウトラインは以下の通り。なお、旅の開始は当時の留学先のオーストラリアからとした。

期間

2017/9/2〜11/18(77日間)

いきたい場所・やりたいことリスト30

世界一周の旅に出たらやりたいこと・訪れたい場所を思いつく限り挙げ、その中から特に思いが強かったものを30個ピックアップした。かなりアバウトな箇条書きのリストだが、これに沿って訪問国や滞在日数などを具体化させていった。

  • ゴールドコーストでサーフィン
  • ホワイトヘブンビーチを四駆で駆ける
  • バイロンベイ
  • プーケットでサーフィン
  • タオ島でダイビングライセンスをアドバンストまで取る
  • イスファハンで世界の半分を見る
  • ペトラ遺跡を探検
  • エルサレム聖地巡礼
  • 死海かテルアビブ
  • マルタでダイビングしてグランブルー
  • シチリアで地中海を満喫する
  • フランクフルトでヨーロッパの中心を見る
  • ノルウェードライブ
  • フィヨルドトレッキング
  • オーロラリベンジ
  • キューバで古き良き時代を味わう
  • カンクンで海底美術館を訪れる
  • コスメルでダイブ
  • セノーテダイビング
  • マヤ遺跡巡り
  • ティカル
  • マチュピチュ
  • ラパスかどこかでシティ散策
  • ウユニ塩湖
  • ラグナ・コロラダ
  • アタカマ砂漠で星を見る
  • ルート40
  • 朝焼けに染まるフィッツロイを拝む
  • パイネ国立公園でトレッキング
  • プンタアレナスで夜間飛行の世界を感じる

訪問国と日数

先に挙げたリストを基におおまかに滞在地・日数を練ってみた結果以下の通りとなった。 中南米ではバスなどを利用した陸路での長距離移動がメインとなり、運行スケジュールなどが不確実であるという情報を事前にネットから入手していたので、その地域についてはある程度余裕を持った日程で想定しておいた。

  • Australia (留学先)
  • Thailand 13
  • Iran 5
  • Jordan 3
  • Israel 3
  • Malta/Sicily 5
  • Norway 4
  • Germany 1
  • Cuba 4
  • Mexico 12
  • Peru 4
  • Bolivia 6 
  • Chile/Argentin 15 
  • Flight 3

世界一周航空券かLCCか

次に、長距離の移動となる区間についてはあらかじめ航空券を手配しておくことにした。予算や日程をより具体化させていくためのコアとなる情報で、早期に押さえておくことで方針が立てやすくなると感じたためだ。

リーズナブルに世界一周できる移動のためのチケットとして、世界一周航空券が有名だが、以下のデメリット(あくまでも主観)を考慮し、LCCと長距離バスを活用した移動方法を選んだ。費用はかさむが、限られた期間を最大限有効に使うため、自由度の高い移動を優先した。

  • 一筆書きで全ての移動を空港間で繋がなければならない
  • エアラインのアライアンスの縛りがあり、希望の日程のフライトが取れない or 存在しない可能性がある
  • 使用条件に有効期限、日程、滞在都市数の規定などの制約がある

事前予約したフライトとチケット代

出発前に購入を済ませておいたのは、下記の区間の航空券だ。ほとんどLCCを利用した。金額的に低く押さえられるメリットがある一方で、変更・キャンセルができないため、スケジュール的な制約が生じるデメリットもあった。

  • ゴールドコースト〜プーケット / AUD 351.74 = JPY 31,300
  • バンコク〜テヘラン / THB 9804.00 = JPY 33,000
  • テヘラン〜アンマン / JPY 37,972
  • テルアビブ〜マルタ / JPY 16,750
  • マルタ〜シチリア(往復) / JPY 10,200
  • マルタ〜オスロ / EUR 138.50 = JPY 18,000
  • オスロ〜フランクフルト / JPY 14,770
  • フランクフルト〜ハバナ /  EUR 394.99 = JPY 52,000
  • カンクン〜クスコ / JPY 50,143
  • プンタアレナス 〜 サンティアゴ / USD 65.10 = JPY 7,700
  • サンティアゴ 〜 羽田 / USD 52.06 = JPY 6,100 (使用マイル 75,000)

予算見積

事前に購入したチケット代に、他の諸々の出費をざっくり加えて、トータルの予算を算出した。

  • 宿泊費 /  2,000円 x 80日 = 160,000円
  • 食費 / 1,000円 x 80 = 80,000円
  • 観光費 / 200,000円
  • 移動費 /  400,000円 (事前購入の航空券含む)
  • 雑費 / 100,000円

————————

合計 / 940,000円

旅の振り返り

旅を終えて振りかえってみると、幸い大きなトラブルに遭うこともなく、当初のプランに沿って旅を進めることができたと感じる。

金額面では、最後のフライトチケットを再購入する羽目になり予算を10万円ほどオーバーしたが、物価の高いヨーロッパでは空港泊や車中泊を活用し、逆に安い地域ではシングルルームを使うなどメリハリをつけ、概ねプラン通りの実費となった。

また期間については、3ヶ月での世界一周は正直かなり駆け足気味の旅になったことは実感としてあり、旅中にやりたかったことで割愛せざるを得ないことも多くあった

一方で、大きなトラブルなく自分のスタイルを貫いて、無事に旅を終えられたことは大きな喜びだった。

あくまで一例だが、世界一周という壮大なアイデアを具現化させていくために、少しでも参考になればと思う